新築時こそ「暑さに強い外構」を
「玄関がジリジリと暑い」「お庭に出たいけど地面が熱くて無理」——夏になると、そんな声を多くいただきます。
でも実は、外構の設計や素材選びで夏でも快適に過ごせるお庭をつくることが可能です。
特に新築時は、構図・素材・設備を一から計画できるタイミング。だからこそ「暑さ対策」は、今こそ考えておきたいポイントなのです。
この記事では、全国的にも気温が高い愛知県で多数の外構を手がけるパートナーホームが、お庭・アプローチ・駐車場それぞれの場所に合った暑さ対策をご紹介します。
〈POINT1〉お庭の構図で体感温度が変わる
外構での暑さ対策は、「日よけをつける」だけではありません。実は、お庭の配置や素材の選び方によって、体感温度そのものが変わるのです。
▷ 暑さ対策なら芝生は人工芝よりも“天然芝”
人工芝は管理が楽な一方で、夏場には表面温度が60℃以上になることも。素足で歩けない、ペットが火傷する、といったリスクも少なくありません。
一方、天然芝は蒸散作用により地面の熱を下げ、見た目にも涼しく感じられます。
🌿「暑い夏でも、裸足でお庭に出て遊ぶ子どもたち」
そんな風景を目指すなら、天然芝のある構成がおすすめです。
▷ 砂利よりもウッドチップが◎
砂利は雑草抑制やコスト面で人気ですが、夏場は照り返しが強く、見た目にも暑苦しくなりがち。
代わりに、ウッドチップやバークチップを使えば、熱の吸収が少なく、ナチュラルな雰囲気と快適さを両立できます。これらは日影や湿った場所ではカビが生えたり虫が湧いてしまいやすい為、日が当たり風通りのよいお庭に最適です。
〈POINT2〉アプローチ素材と配置で“涼しさ”を演出
玄関までのアプローチは、日差しを直接受けるため素材による温度差が非常に大きい部分です。
▷ 遮熱性+見た目のバランスを考えた素材選び
■天然石や洗い出し仕上げ
熱を持ちにくく、素足にもやさしい。ナチュラルな外観とも好相性。
■明るめのインターロッキングブロック
遮熱性・透水性に優れ、雨の日も滑りにくい。
▷ 形状・レイアウトも重要
アプローチを直線でコンクリート一面にするよりも、曲線を取り入れたり、植栽帯を挟む構成にすることで風通しがよくなり、見た目の暑苦しさも軽減できます。
さらに、沿道に落葉樹を植えて日陰をつくると、夏は日差しを遮り、冬は光を取り込むという理想的な四季対応型アプローチになります。
〈POINT3〉ウッドデッキ vs タイルデッキ|夏に快適なのは?
お庭で人気の「くつろぎスペース」といえばデッキ。ですが、素材によって夏の快適さに大きな差があります。
▷ 結論:素足で過ごすなら「ウッドデッキ」
タイルは見た目が洗練されて掃除も楽ですが、真夏の直射日光下では非常に熱くなることも。
一方ウッドデッキは、熱を逃がしやすく、樹脂製でも適度な快適さが得られるため、夏にお子さまやペットと過ごすには向いています。
シェードやテラス屋根を設置し日除けを行う場合はタイルでも可◎
〈POINT4〉駐車場にはカーポートを|日陰と断熱を両立
外構の中で、最も熱がこもりやすいのが駐車スペース。夏になると車の乗降時の暑さや、車内温度の上昇が気になる方も多いのではないでしょうか。毎日フロントガラスにサンシェードを設置するのも手間な上に、近年の暑さでは車内温度の上昇を抑えられないものです。
▷カーポートの設置でこんなに変わる!
💡車内温度の上昇を10℃以上抑えられることも
💡地面の温度も和らぎ、夏季の乗降時の快適性が向上
💡おしゃれなデザインのものが多く、建物との一体感も演出可能
カーポートは後付けもできますが、新築時に外観デザインや動線とセットで計画することで、コストも抑えられ見た目も美しくなります。
まとめ
快適な夏の暮らしは“外構から”
外構の暑さ対策は、見た目の美しさだけでなく、日々の快適性や安全性に直結する大切なポイントです。特に新築のタイミングであれば、構図・素材・動線まで、暮らしに寄り添った設計が可能です。パートナーホームでは、愛知県内を中心に、暑さ対策を取り入れた外構プランをご提案しております。「夏でも快適に過ごせる庭や玄関まわりをつくりたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。